蒸し暑さが続く中（気温28℃～）目黒駅近くに仕事で出かけました。さすがに上着の下は半袖シャツです。
急こう配で知られる行人坂（ぎょうにんざか）を下っていくと、同じ色の建物が並んでいます。大手芸能プロダクション「ホリプロ」の本社です。和田アキ子、綾瀬はるか、？？誰が所属している事務所かよく知りません。それより、小さくてよく見えませんが、ホリプロ本社手前の赤い消火栓標識の広告部分に「とんかつとんき」の文字があります。かの、池波正太郎が愛した「目黒のとんかつ屋」です。芸能人もいっぱいいるんだろうな～
本社の向かい側にある大円寺には、「八百屋お七」の恋人吉三の墓があります。お七（十六歳）は寺小姓の吉三に会いたい一心で自家に火を付け、火炙りの刑に処せられました（1683年）。しかし、その吉三は明王院の僧侶（西運上人）になっていたんですね。明治になって明王院は廃寺となり、その敷地は目黒雅叙園の一部に、西運上人の墓はこの大円寺に移されました。「世の哀れ 春吹く風に 名を残し 遅れ桜の 今日散りし身は」お七の辞世の句です。行人坂を下りきると目黒川。言わずと知れた桜の名所です。
ホリプロの生徒募集の看板を発見（写真右下）。よく見ると、アクティブエージングクラス（35歳以上）があります。まだまだ、いけるかもしれません(笑)。
■追記■ちなみに、坂本冬美の「夜桜お七」（よざくらおしち）は、この「八百屋お七」のことです。発売元の東芝EMIは、就活で会社訪問したところ。当時、「君の瞳は100万ボルト」が流行っていました（いったい、いつの話、してるんや！(笑)