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東日本大震災から11年目を迎えました

 エレベーターを降りかけた、ちょうどその時です。

「地震です!近くの階で降りてください!」と、エレベーターがしゃべりました。

「何だ~また、故障か?」そう思いました。たいていは、機械の故障が原因です。

 2011年3月11日14時46分、大きな揺れが庁舎(足立区役所)を襲いました。什器類がきしむ音。

 庁舎が悲鳴をあげているように聞こえました。一回ではありません。何度も何度も繰り返し揺れます。

 これまで経験したことのない揺れです。

「いつまで続く、落ち着け。」

 恐れていたもの(大地震⇒大震災)が、遂にやって来たと思いました。

「直下型じゃない。関東大地震の再来か?震源は?被害は?火災の発生は?」

 このとき、足立区は震度5強を記録しました。

「庁内に残っている住民を公園に避難誘導せよ!」

 7分後、危機管理室長だった私(当時)は災害対策本部会議を招集。本部員が緊張の面持ちで集まってきます。幸い、区内に大きな被害はありませんでした。

 それから30日間。帰宅困難者対策、域外避難者の受入れ、計画停電、放射能汚染など、想定外の事象に対応するため、災害対策本部は毎日開催され、私は庁舎に寝泊まりしていました。11年前のことです。