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確定申告が始まりました

 一年の総決算は、大晦日でも元旦でもなく、この確定申告です。3月31日までは給与所得者でしたが4月1日から個人事業主になりました。とはいえ求人サイトを毎日、見ていた4月。悲壮感いっぱい。ですが、次に何が始まるのか、少しだけ期待感の方が勝っていました。事業の主軸と思っていた講義、講演活動はコロナの影響で思うようにできませんでしたが、何とか、こうして税金を納められるようになったのですから、良しとしなければいけません。

 教員免許の更新で30時間の講習を受けていた5月。久しぶりにノートをとりました。1週間で1冊。

 給与所得者のときは「赤」のボールペンを使っていた私ですが、個人事業主になったら「黒」、それもジェルタイプのすらすら書けるボールペンです。経費で落ちるからさぞかし高級品なのでは?はい、百均で一番高い縞馬社製のボールペン(1本100円)です。すらすら書ける代わりにインクがみるみる減ります。そこで、今では替え芯を80円で購入しています。節約?いいえ、プラスチックごみを増やさないという「環境」への配慮です。

 それにしても、替え芯が80円なのに、本体付きで100円とは、百均、恐るべし。

「落ちましたよ」「ご親切にありがとうございます」

 そんなこと考えていたからですね。税務署からいただいた連絡葉書を落としていたことに気づきませんでした。

 帰り道、駅前の文房具屋さん(トラヤ)が取り壊され、何やら工事が始まっていました。

 小学生のころ合唱団で歌っていたのですが、カセットもCDもない時代、コンクールの録音をレコードにしてくれたのが、この「トラヤ」さんです。当時の文房具屋さんって何でもやってくれたんですね。

 「トラヤ」さんがどんな形で復活するのか楽しみです。

■追記■社屋は建て替えられますが、75年続いた店舗部門は再開されず、外商部だけで営業するそうです(悲)。