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将棋の藤井三冠が王将戦を制し五冠に

 昨年11月13日、豊島将之九段から竜王を奪取し史上最年少の四冠を達成してから、3カ月。

 将棋の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋聖)が、渡辺明王将(名人、棋王)に挑戦した第71期ALSOK杯王将戦第4局で、後手の藤井四冠が114手で勝ち、七番勝負4勝0敗で王将のタイトルを奪取しました(2月12日)。

 四冠対三冠の将棋界の頂上決戦も、終わってみれば藤井四冠の4連勝。3カ月前の竜王戦も4連勝でした。

 これで藤井四冠は史上4人目となる五冠を最年少19歳6カ月で達成。これまでの最年少記録は羽生善治九段の持つ22歳9か月でしたから、これを28年ぶりに塗り替え、しかも、前人未到の「10代五冠」となったわけです。

 ところで、将棋のタイトルっていくつあるの?8タイトルで、現在のタイトルホルダーは次の通りです。

名人・棋王>渡辺明 竜王・王将・王位・棋聖・叡王>藤井聡太 王座>永瀬拓矢

 藤井五冠の六冠、七冠、そして八冠(全タイトル)制覇と夢が膨らみます。

 将棋界の全冠制覇は、1996年2月に羽生善治九段が達成しただけです。当時は叡王を除く7タイトルでした。