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初春を感じさせる水仙

 お正月気分も抜けたところで、模様替えをしました。背景は冬の花、水仙です。

 水仙は足立区と災害時相互応援協定を結んでいる千葉県鋸南町(きょなんまち)の特産物です。

 古くは江戸時代、「元名(もとな)の花」として船で出荷され、江戸の武家屋敷や町家に売られていました。

 鋸南町のいたるところに咲いていて、毎年、年末から2月上旬にかけて「水仙まつり」が行われます。元名は地名で、国道127号線を千葉方面から行くと、鋸山(のこぎりやま)の少し先(南)に元名海岸があります。

 さらに、その南に岩井海岸があり、昔、足立区の子どもたちは付近の民宿に泊まり、水泳指導を受けていました。

 その後、「足立区立鋸南自然の家」が建設され、今は同施設を使って自然教室(小5)が行われています。

 2019年、鋸南町は台風15号と19号によって全世帯の7割近く、2230世帯が被災しましたが、そのとき、「鋸南自然の家」は町民の皆さんの避難所や応援部隊(自治体職員)の宿舎になりました。