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嵐の前の静けさ(オミクロン株で世界株全面安)

 新型コロナ感染者が減少し、12月1日から飲み会も4人の制限解除され、8人までOK!事実上、解禁となった東京都。一泊5千円(日帰り2千5百円)のGOTOトラベルの実施も予定されています。

 一方、WHOは「南アフリカ型変異株」(オミクロン株)の拡大に警告を発しました。人口約6千万人の南アフリカでは今月中旬から感染者が増加し、27日の新規感染者は2465人で、すでに隣国ボツワナをはじめ、イスラエル、香港などで同型の感染者が確認されています。WHOによれば、変異を繰り返したウイルスは感染力が従来の変異株より強くなり、現在のワクチンが効きにくい可能性があるそうです。

 英国は、新型変異株は中国・武漢で確認された従来型のウイルスとは根本的に異なるして、南アフリカとその周辺国(ナミビア、ジンバブエ、ボツワナ、レソト、エスワティニ)からの直行便の乗り入れを禁止するなど、英国だでなく、各国で入国制限強化の動きが広がり始めています。

 日本政府は水際で食い止めるとしていますが、前回の失敗を繰り返しては「人災」の誹りを免れないでしょう。

 逆に、感染拡大を予防することに成功すれば、日本の衛生管理の高さを世界に誇ることができます。

 クリスマスを前に、まさに、嵐の前の静けさです。

 ■追記■ベルギー、チェコ、ドイツでもオミクロン株の感染者が確認されました。世界株全面安。