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星の王子さまから50年後

 久しぶりに、いいお天気。

 ホームページの骨格もできあがり、ブログの更新もこうやって可能になったので、少しだけ童話の世界(事業7)の予告編をお話します。この部分のページは、現在、工事中で、自由に立ち入りできません。でも、遠くから見てしまった方がいっらしゃるかも~

 草原に背中を向けて座っているのは、王子さまとキツネです。

 子どものころ読んだ本の中から、一冊選ぶとしたら、やはり、フランスの作家、サン=テグジュペリの代表作「Le Petit Prince」でしょう。

 私が初めて「星の王子さま」(和題)を読んだのは、日本で初めて東京五輪が開催された1964年、小学校二年生のときでした。当時、ゴジラやウルトラマンも人気がありましたが、「星の王子さま」は難解で、ちょっと背伸びをしたかった少年(私)の心をわしづかみにしてしまったのです。

 その「星の王子さま」が、実は大人向けの童話だったことを知ったのは、2005年に著作権が切れ、新しい翻訳本が多数、出版されたときのことです。原題どおり、タイトルを「小さな王子」とした本もありました。

 その後、2015年にフランスで製作されたアニメーション映画「Le Petit Prince」の和題は「リトルプリンセス 星の王子さまと私」でした。映画は「星の王子さま」のその後の物語ですが、「星の王子さま」を読んだことのある日本の(元)子どもにしかわからない、素晴らしいネーミングだったと思います。

 「星の王子さま」を読んでから半世紀後。書き溜めた童話の中から、「玉手箱を忘れた太郎」を見出していただき、世に出すことができました。これは大人の童話ですが、少し背伸びをしたい子ども向けの童話でもあります。

 五輪大会で、アスリートたちは体で私たちに感動を与えてくれました。

 私は、活字で大人も子どもも、胸躍らせることができたらいいな~と思っています。